ムダ毛処理は、今や女性の間では身だしなみの一環となっています。カミソリや毛抜きなどで自己処理をしている人もいれば、脱毛サロンに通ってプロにお手入れをおまかせしている方もいるでしょう。
この記事では、最近利用している人が増えている、家庭用脱毛器によるセルフ脱毛という方法についてご紹介します。
自己処理の手軽さと脱毛サロンの効果の「良いとこどり」ができるのが、家庭用の脱毛器です。費用や効果などについて徹底解説していきます。
目次
シェーバーやクリームとは違う!家庭用脱毛器の効果

家庭で行う自己処理といえば、シェーバーでムダ毛を剃ったり、除毛クリームでムダ毛を溶かす方法を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、これらの方法では皮膚の表面に生えているムダ毛を処理するに過ぎません。そのため、数日経つと毛が伸びてきます。自己処理の頻度は高くなるため、手間がかかる上に肌への負担も気になるところです。
一方、家庭用脱毛器では直接毛根へ脱毛を促す効果があります。継続していくとムダ毛が薄くなり、徐々に生えてこなくなります。そのため、自己処理の負担が軽くなるメリットもあるのです。
毛根に直接!ダメージを与えて生えにくくする
家庭用脱毛器では、皮膚の表面に生えているムダ毛だけではなく、直接毛根にアプローチしていきます。脱毛サロンで行われている光脱毛の仕組みを、自宅において自分の手で簡単に再現できるのです。
光脱毛では、照射される光によって毛根にダメージを与えます。その結果、毛が生えにくくなっていきます。
ただし、毛穴は無数にあるため、毛周期に合わせて継続的に脱毛を行う必要はあります。一回の施術で永久脱毛ができるわけではないですが、自宅で気になる時に気になる部位だけ気軽に脱毛ができるのがメリットです。
何度も光を当てて毛根へのダメージを蓄積させることによって、ムダ毛をゆっくり減らしていくことが可能です。
脱毛パワーは異なるが本格脱毛を自宅で好きなときに◎
家庭用脱毛器の仕組みは、脱毛サロンで使われてる光脱毛器と同じ仕組みです。しかし、自宅で素人が使えるようにと、光の出力レベルは業務用のものよりも低くなっています。そのため、脱毛効果はサロンでのパワーよりは弱くなります。
脱毛サロンでは、大型の機械で出力が大きく、照射パワーが大きいものを使っています。しかし、家庭用脱毛器は、肌への負担が少なく家庭で安全に使える範囲の出力しか出ません。
家庭用脱毛器では、自宅にいながら好きな時に好きな部位の施術が可能です。また、脱毛サロンで施術をした場合は、毛周期にあわせて通うことになるため、2~3ヶ月に1回の通院が一般的です。家庭用脱毛器なら、2週間に1回のペースが基本となります。
そのため、結果的には脱毛サロンでの脱毛効果と同じくらいの効果が期待できます。
家庭用脱毛器の気になる費用とは?5~10万円が相場

気になる家庭用脱毛器はどれくらいの予算があれば手に入るのでしょうか。結論からいうと、「5~10万円」が相場です。メーカーや機能によってもピンキリですが、一般的にはこの範囲内に収まることが多いです。
家庭用脱毛器は、一度購入すればあとはカートリッジを交換すれば、半永久的に使えます。そうはいっても機械ものなので、本体が壊れてしまうこともあり、その場合は本体ごと買い直しとなります。
それでも脱毛サロンでの全身脱毛が安くても30万円ほどはかかることを考えれば、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。また、サロンには通っていたけれどまだムダ毛が気になる、かといってコースを追加契約はしたくない、という方にもピッタリかもしれません。
【要注意】知っておこう!脱毛器の選び方と使い方

いざ家庭用脱毛器を購入しようとインターネットで検索してみると、たくさんのメーカーから、実に多種多様な商品が販売されていることがわかります。
5~10万円と安い買い物ではないため、どのように選んだら良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。また、効果的で正しい使い方も気になるところですよね。
ここからは、家庭用脱毛器を購入する前に知っておきたい賢い選び方と正しい使い方について、順に説明していきましょう。
金額だけで選ぶのは要注意?口コミをしっかりチェック
家庭用脱毛器を選ぶ際に、一番気になるのは「価格」かもしれません。しかし、価格の安さだけで選ぶのはリスキーです。
表面的な価格だけではなく、実際のコストパフォーマンスも重要です。例えば、カートリッジの交換が可能かという点です。
使い捨てタイプだと、ショットを打ち切ると本体ごと買い替える必要があります。しかし、カートリッジが交換できるタイプだと、カートリッジだけを交換し使い続けることができます。仮に初期費用が割高でも、カートリッジ交換で長く使えるなら、結果的には割安です。
また、肝心の脱毛効果も重要な見極めポイントとなります。今はインターネット上で購入者の口コミが溢れています。口コミには良いことも悪いことも書いてあります。口コミを総合的に判断して商品を選ぶことをオススメします。
危険?自分で難しい部位には他の脱毛方法が必要!
家庭用脱毛器には、全身に対応しているものとそうでないものとがあります。たとえば対応していない部位の代表例として、デリケートゾーンや顔などが挙げられます。皮膚が薄く刺激に弱い、肌トラブルが出やすい部位には使えない場合があります。
また、家庭用脱毛器はあくまで自分の目で確認しながら、自分の手で処理をしていきます。そのため、背中やうなじなどの自己処理が難しい部位だと、うまく脱毛が行えません。自分で自己処理するのが難しい部位には、他の脱毛方法が必要となります。
処理残しがあったり、肌トラブルが起こっては困ります。自己処理が難しい部位は、脱毛サロンやクリニックでプロによるお手入れにおまかせした方が安心でしょう。
実際のコスパは?脱毛サロンやクリニックと徹底比較

脱毛は1回行えば終了するものではなく、継続的に行わないと満足する効果は得られません。そのため、脱毛はコスパ良く簡単に続けやすいものが良いですよね。
結論から言えば、家庭用脱毛器は、脱毛サロンやクリニックへ通うよりははるかにコスパが良いです。しかも、自宅で手軽にサロンと同様の脱毛効果が期待できます。
ここからは、家庭用脱毛器のコストパフォーマンスを脱毛サロンやクリニックと比較しながら説明していきましょう。
脱毛サロン|料金プランが豊富!はじめやすい価格設定
脱毛サロンは、家庭用脱毛器と同じ光脱毛による施術となります。永久脱毛ではない点には要注意です。
近年は、「身だしなみとしての脱毛」が広く認識されています。早ければ小学生から脱毛を始める女の子もいるほどです。そのため、街には多数の脱毛サロンで溢れています。
各サロンは顧客争奪戦のために、様々な料金プランやコース、キャンペーンを打ち出しています。脱毛サロンに通ったことがない人でもデビューしやすい価格設定となっています。
例えば全身脱毛コースは以下の価格です。
サロン名 | 料金 | 特徴 |
ミュゼプラチナム | 6回 160,800円~ | お客様満足度No.1脱毛サロン |
エステティックTBC | 8回 229,800円 | ニードル脱毛でしっかり脱毛 |
クリニック|永久脱毛が可能!効果は高いが金額も・・・
一方クリニックでの脱毛は、光脱毛ではなく医療脱毛です。医療脱毛はレーザーを照射して毛母細胞を破壊することで、永久的に毛を生えなくさせる施術です。効果が高い分少し痛みを伴うこと、そして金額も高くなります。
しかし、光脱毛を採用している脱毛サロンとは、脱毛効果が格段に異なります。自己処理が不要になるまでに、個人差や部位の差はあれど、光脱毛では16~24回ほど必要であるのに対し、医療脱毛では6~8回ほどと言われています。つまり、より早く脱毛効果を実感することが可能です。
痛みに強く、プロのお手入れにおまかせして早く脱毛を完了させたい人に向いているでしょう。
例えば全身脱毛コースは以下の価格です。
クリニック名 | 料金 | 特徴 |
リゼクリニック | 5回 248,000円 | 施術の料金以外は無料 |
アリシアクリニック | 4回 158,400円 | 月額プランもあり |
自宅でセルフ|1台あれば大丈夫!カートリッジで継続的に

では、家庭用脱毛器のコスパはどうでしょうか。家庭用脱毛器は1台およそ5~10万円ほどが相場です。先ほども述べたように、カートリッジが交換できるタイプだとカートリッジだけを交換して、本体を使い続けることができるので経済的です。
家庭用脱毛器で打てるショット数は出力レベルにもよりますが、およそ30~60万発ほどのものが多いです。全身脱毛1回におけるショット数はおよそ1000ショットほどです。そのため、脱毛完了まで20回かかるとしても、1,000×20=2万発と、1台の家庭用脱毛器で十分賄えるのです。
仮にショット数がなくなっても、カートリッジが交換できれば引き続き利用できるので、とても経済的な脱毛手段です。
【結論】優先条件による!脱毛器は手軽に自宅脱毛したい人
コストパフォーマンスのみで比較すると、家庭用脱毛器は圧倒的に経済的であることがわかります。また、自宅で好きな時に脱毛ができる便利さもあるでしょう。気になった時に予約をせず、自分でサッと脱毛ができる手軽さも魅力です。
しかし、家庭用脱毛器では自己処理できない部位もあります。手が届きにくい背中、肌トラブルが起きやすいデリケートゾーンや顔などの脱毛は、結局別の方法で行わなければなりません。
一方、脱毛サロンやクリニックでの脱毛は、施術できない部位はありません。さらに、プロが肌状態や毛質を見極めながら施術をしてくれます。家庭用脱毛器だと、自分で出力レベルを調整する必要があります。
多少値段が高くても、手の届かない部位も含めてプロにおまかせして施術したいという方には脱毛サロンやクリニックがおすすめです。
【2020年】今日から自宅で!人気の家庭用脱毛器3選

脱毛サロンやクリニックでの脱毛よりも、コスパに優れ自宅で気軽に脱毛を行えることが魅力の家庭用脱毛器。しかし、数多くのメーカーから商品が販売されており、どの商品を選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
家庭用脱毛器を選ぶ際には、値段だけでなく効果や使い勝手、耐久性などもあわせて総合的に判断することが大切です。
ここからは、数ある家庭用脱毛器の中でも、特に人気の3種類をピックアップしました。
- ケノン
- トリア・パーソナルレーザー脱毛器 4X
- Datsumo Labo Home Edition
では、それぞれの脱毛器について紹介していきましょう!
1位 ケノン|レビュー数141,000件突破!家族でシェア
ケノンは、楽天市場でのレビュー数が141,000件を突破している、大人気の家庭用脱毛器です。
家族で共用できるカートリッジが4個もついています。
- 照射回数300万発の長寿命カートリッジ
- 細かい部位に適したストロングカートリッジ
- スキンケア美顔用カートリッジ
- Vラインや髭にも対応しているカートリッジ
男女ともに、また部位別・目的別に利用できるのです。
使用方法は1週間に1回当てるだけです。まずはムダ毛をそって、付属の保冷剤で肌を冷やします。出力レベルを1~10の中で選択します。照射ボタンを押して光を当てます。
手軽に使えて、家族でもシェアできる4つのカートリッジがついていて「69,800円」はお得ですよね。
照射回数 | 最大300万発(Lv.1の場合) |
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保証期間 | 2年 |
カートリッジ交換可否 | 可 |
価格(税込) | 69,800円 |
2位 トリア・パーソナルレーザー脱毛器 4X|効果大の医療レーザー脱毛方式
トリア・パーソナルレーザー脱毛器4Xは、業務用脱毛器の開発者によって作られた家庭用脱毛器です。家庭用脱毛器は、光脱毛方式が一般的です。しかし、トリア・パーソナルレーザー脱毛器4Xは、医療機関で行われるレーザー脱毛方式になっています。
コードレスのハンディタイプで使いやすい上に、クリニックでの脱毛と同じ効果が得られるよう設計されています。
レーザー脱毛では、光脱毛で効果が出にくい産毛のような細いムダ毛もしっかり脱毛できます。さらに出力レベルが5段階あり、痛みや効果に合わせて照射できます。
光脱毛器とは違い、カートリッジ式ではありません。何万ショット打ったら終わりということはなく、電池の寿命が製品の寿命です。 500回の充放電が目安となります。
照射回数 | 無限。電池が切れるまで。 |
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保証期間 | 2年 |
カートリッジ交換可否 | 不可。電池が切れるまで使用可 |
価格(税込) | 40,530円 |
3位 Datsumo Labo Home Edition|大人気サロン発
光脱毛のサロンとして若者を中心に人気を集める脱毛ラボ。そんなサロン発の家庭用脱毛器がこちらです。顔やVIOライン含むデリケートゾーンまで、全25パーツの脱毛がこの1台で叶います。
脱毛ラボに通っている方からも好評です。例えば、脱毛していない箇所のムダ毛ケアや、次の通院までのホームケアとして併用する方も多いです。
冷却機能がついているため、冷却ジェルや保冷剤は不要なので簡単に脱毛できます。カートリッジ交換は対応していません。しかし、どのレベルで照射しても30万発打てるので、家族でシェアしても十分使用できます。
連続照射モードがあるので、滑らせるように光を当てればスムーズに脱毛が可能です。全身脱毛は、およそ15分で完了します。
照射回数 | 30万発 |
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保証期間 | 1年 |
カートリッジ交換可否 | 不可 |
価格(税込) | 71,478円 |
まとめ|脱毛器はコスパも良くサロンと同等の効果あり

いかがでしたでしょうか。以上が、家庭用脱毛器についての解説でした。
電気シェーバーや除毛クリームと比べると、家庭用脱毛器での脱毛のコストは高くなります。しかし、脱毛サロンと同じような効果が得られ、継続することで徐々にムダ毛を減らしていくことが期待できます。そう考えると、一概に割高とは言えないのではないでしょうか。
とはいえ、自分では脱毛できない部位のお手入れや、どうせなら全身まるごとプロによるお手入れに任せたいという方も多いでしょう。値段のハードルを超えられるのなら、脱毛サロンやクリニックに通うのも選択肢です。コストや手間など総合的に判断して、自分に合った脱毛方法を選択しましょう。
いずれにしても、ムダ毛ケアは長期的に継続して行うことが必要です。肌の露出が多くなる季節に備えて、早めにムダ毛ケアを始めておきましょう。
