毎年暖かい季節が近づくと、ムダ毛処理に焦る方は多いのではないでしょうか。ムダ毛の処理は顔からVIOまで全身におよび、とても面倒です。
しかし、年頃の女性にとっては、避けることができない問題でもあります。そのため、脱毛専門のクリニックを始め、自宅でできるセルフ脱毛まで、今や脱毛市場は非常に充実したものとなってきています。
当記事では、その中でもサロンに頼らず気軽にできる、セルフ脱毛や自己処理に関する気になるアレコレについて解説していきます。
目次
【失敗談】セルフ脱毛・自己処理におけるリスクって?

セルフ脱毛・自己処理のメリットは、何より自分のペースで、気になる部分だけお手入れができることです。
費用面でも、脱毛サロンに通うよりも格段に安く済ませられる魅力があります。しかし、自分でムダ毛のお手入れをする際には、いくつかの注意点があります。
正しい方法でムダ毛処理をしないと、肌が荒れたり、毛が埋まってしまうなど、自己処理ならではのトラブルがつきものです。
ここからは、セルフ脱毛・自己処理によって生じうる3つのリスクについて詳しく説明していきましょう。
肌に黒いポツポツが!?色素沈着が原因
ムダ毛の自己処理として代表的な方法が、カミソリや毛抜きを用いる方法です。しかし、これらの方法は、色素沈着を起こす可能性が非常に高いのです。
例えば、カミソリでの剃毛は、毛だけではなく、肌表面の角質も一緒に削り取ってしまいます。そのため、傷ついた肌が軽度の傷跡となってしまい、色素沈着につながってしまうのです。
また、毛抜きを用いた自己処理においてもトラブルが生じ得ます。無理な方向に強い力で毛を抜いた結果、内出血が生じることがあります。
その内出血が治る過程で、色素沈着が発生することがあります。さらに、毛抜きによって毛穴が引っ張られて肌にダメージが与えられてしまうと、その後黒いポツポツが残ってしまうこともあります。
せっかくムダ毛がなくなっても、残された肌が汚いと美しくありませんので、注意が必要です。
すぐに毛が伸びてチクチクしてくる・・・
続いては、特にVIOなどのデリケートゾーンを自分で脱毛した場合に起きがちな自己処理の失敗例です。それは、剃った部分が伸びてきてしまい、毛先がチクチクしてきてしまうということです。
自己処理後、下着や水着からムダ毛がはみ出てしまい、恥ずかしい思いをしたことがあるという人も少なくないでしょう。
デリケートゾーンのお手入れは、見た目だけでなく、生理中のムレを解消するなどの効果も期待できます。近年は、何らかのお手入れをしている女性が大半とも言われています。
しかし、デリケートゾーンの自己処理を一般的なカミソリなどで行うと、カットされた毛の切り口が尖ってしまいます。
これが、チクチクする原因となるのです。自己処理する際は、デリケートゾーン専用の「ヒートカッター」がオススメです。
ヒートカッターで焼き切ると、切り口が丸くなるので、チクチク感が出にくくなります。
埋没毛を発生させる原因に・・・
さらに、自己処理する際の失敗として多い例が、「埋没毛」が発生してしまうことが挙げられます。埋没毛とは、皮膚の中に毛が埋もれてしまい、ひどい場合には黒いポツポツが濃く目立ってしまう状態を言います。
埋没毛は毛が皮膚表面に出ておらず、埋まっている状態です。今後サロンなどで脱毛しようとしても、うまく脱毛できないこともあるため厄介です。
埋没毛を無理に取り出そうとすると、肌を傷つけてしまいます。そのため、埋没毛を作らないように自己処理をしていくことが大切です。
自己処理の結果、肌や毛穴が傷つき、何らかの原因で毛穴が塞がってしまうことにより、皮膚の中で毛が成長してしまうことが埋没毛の原因です。
毛流れに逆らってカミソリを使ったり、毛抜きを繰り返し使うなどは埋没毛を作る原因となりやすいです。自己処理の際は注意が必要です。
自己処理で注意すべき3つのポイント

このように、手軽で便利なセルフ脱毛・自己処理ですが、誤った方法により失敗してしまうリスクも高いです。
自己処理は、どうしても肌にダメージを与えてしまいます。そのため、できるだけ低刺激で肌に傷がつかないよう、優しく処理していくことが大切です。
ここからは、自己処理をする際に注意すべきポイントを3つに絞って説明していきます。これらのポイントに気を付けてセルフケアをすれば、自己処理に伴うリスクを減らすことが可能になります。
毛抜きはNG!毛嚢炎(もうのうえん)の原因に・・・
自己処理は毛が伸びてきたら頻繁に行わないといけないので、とても面倒ですよね。カミソリや電気シェーバーで毛を剃るのではなく、毛抜きでムダ毛を抜いてしまえば、新しい毛が生えてくるまでの期間が長くなります。
すると、自己処理の頻度が少なくて済みます。そのため、狭い範囲であれば毛抜きを使って自己処理している方も多いのではないでしょうか。
しかし、実はこの毛抜きを使った自己処理はNGなのです。毛抜きを使って毛を抜く際に、毛穴まで無理やり広げられ、肌に大きな負担がかかってしまいます。
その際できた傷から細菌が感染することが原因で、「毛嚢炎(もうのうえん)」になってしまうこともあります。
毛嚢炎ができてしまうと、赤くプツっとできものができ、見た目的にも美しくありません。極力、毛抜きを用いた自己処理は控えるようにしましょう。
シェービングクリームは必須!乾燥や炎症を防ぐ!
脱毛サロンで脱毛する際、処置をした後の肌は乾燥しやすいため、施術前はジェルを塗布したり、施術後はクリームなどで保湿をすることが多いです。
自宅で自己処理する際も同様に、脱毛をした肌はダメージを受けて乾燥しやすくなっています。必ず保湿対策をしましょう。
その一つとして、シェービングクリームの活用が効果的です。シェービングクリームには、毛を柔らかくしたり、肌を保湿して、脱毛によるダメージから肌を守る役割などがあります。
そのため、自己処理の際は、必ずシェービングクリームを塗ってから行うようにしましょう。また、肌が乾燥すると次に自己処理をする際に、肌トラブルが生じやすくなります。
ヒリヒリしたり、赤みが出やすくなるなどが多いケースです。その意味でも、しっかり保湿対策を行うことが大切なのです。
逆剃りはキケン!毛の流れに沿って剃ろう
自己処理の注意点として、最後に逆剃りが挙げられます。剃るときは、毛の流れに沿って剃ることが重要です。毛流れに逆らった逆剃りをすると、刃に毛が引っかかったり、毛と一緒に毛穴の皮膚まで引っ張られてしまいます。
その際に、皮膚の一部を削ってしまうことが肌ダメージへと繋がります。これが、脱毛後のヒリヒリや出血などの肌トラブルの原因となってしまうのです。
逆剃りは、しっかり深くまで剃れるのでやりたくなる気持ちもわかります。ただし、その分肌への負担も非常に大きいのです。
日々行うムダ毛処理では、肌への負担を考慮し、避けたほうが無難なのです。逆剃りを続けることで肌に傷がついてしまうと、その傷跡が色素沈着の原因となることもあります。
十分注意しましょう。
おすすめのセルフ脱毛・自己処理方法3選

このように、セルフ脱毛・自己処理する場合には、様々な失敗リスクが伴います。せっかく綺麗になろうと思って努力をしても、誤った自己処理方法によって肌を傷つけてしまっては、本末転倒です。
とは言え、脱毛サロンへ通うには、高額な施術費用が必要です。さらに、定期的にサロンへ通う必要があるなど、誰でも気軽にできるものではないでしょう。
ここからは、自分で家庭でムダ毛処理をする際にオススメの方法を、3種類取り上げてご紹介していきましょう。
【電気シェーバー】デリケートな部分にも適応!
1つ目は、電気シェーバーを使った自己処理方法です。電気シェーバーはカミソリとは異なり、肌に直接刃が当たらないように設計されています。
ゆえに、肌にダメージを与えにくい構造になっています。カミソリで自己処理をする時には、肌表面の角質も一緒に削り取ってしまいます。
肌を守るためには、シェービングクリームが必須です。しかし、電気シェーバーで自己処理をする時は、このような肌への負担が軽減されています。
そのため、シェービングクリームを塗らなくても大丈夫なのです。また、比較的皮膚が薄いデリケートな部分の処理にも向いています。
処理を済ませたら保冷剤などで肌を冷やします。最後に、保湿ローションやクリームなどで保湿はしっかり行いましょう。
カミソリや毛抜きと比べて、自己処理の中で最も手軽で費用も安く抑えられ、肌への負担も少ない方法です。
【家庭用脱毛器】サロン並みの光照射!
2つ目は、家庭用脱毛器を活用した自己処理方法です。家庭用脱毛器には様々な種類がありますが、基本的な使用手順は共通しています。
まず、ムダ毛を1~2㎜ほどの長さになるようカットします。その後、家庭用脱毛器をムダ毛を処理する部分に当てて、ライトを照射していきます。
照射前には保冷剤などで冷やしてから、ライトを当てるようにします。脱毛サロンでの脱毛と同じように、ライトやレーザーによってムダ毛処理をしていきます。
機械から発する光やレーザーは、毛の黒い色に反応します。反応した毛は数日後に抜け落ちていきます。
使用を繰り返すことで、ムダ毛が薄くなっていく効果が期待できます。しかし、脱毛器は数万円以上するものがほとんどです。
他の自己処理方法に比べると費用はかさんできます。
【除毛クリーム】痛みゼロで毛を溶かしてくれる
3つ目は、除毛クリームを活用した自己処理方法です。前述の電気シェーバーや家庭用脱毛器とは異なり、広範囲のムダ毛を一気に処理できる手軽さが最大のメリットです。
しかし、毛を溶かす作用のあるクリームを肌に直接乗せることになるため、肌への負担は大きい方法となります。
除毛クリームを使ったムダ毛ケアの後は、アフターケアも怠らないようにしましょう。特に、肌はしっかり保湿してあげましょう。
肌が弱い人は、薬剤が肌に合わない可能性もあります。稀に、赤くただれてしまったり、毛穴が開いたままになってそこから細菌が感染し炎症を起こしてしまうこともあり得ます。
使用前には必ず肌の一部分のみで、パッチテストを行うようにしてください。
おすすめの脱毛サロン&クリニックをご紹介!

ムダ毛の自己処理について説明してまいりましたが、いくつか注意点もあります。結局どの方法が一番良いのか、悩んでしまうという方もいるのではないでしょうか。
脱毛サロンでの脱毛なら、面倒な処理前後のケアも含めて全てプロにお手入れをお任せできます。
また、自宅での処理とは異なる、サロンならではの強い脱毛効果も期待できます。肌トラブルや自己処理の手間が気になる方へ、特におすすめの脱毛サロン&クリニックを以下で説明していきます。
特徴を比べて、今後のサロン通いの参考にしてみてください。
1位 ミュゼプラチナム|脱毛サロン最大手!
脱毛サロンへ通うことを検討している方のほとんどが、その名を聞いたことがあるのではないでしょうか。
ミュゼプラチナムは脱毛サロン最大手の老舗サロンで、最大の魅力は豊富なプラン・コースの中から、自分が希望するパーツや回数を組み合わせて選ぶことができる点です。
今流行りの「全身脱毛」はもちろん、見える範囲だけの脱毛でもう少し費用を抑えたいという方にオススメの「全身脱毛コースライト」も人気のプランです。
また、回数も箇所も好きなように選べる「フリーセレクトコース」など、そのプランの幅は多岐にわたります。予約やキャンセルは専用アプリから24時間簡単に行えるます。予約システムもかなり便利になっています。
在籍スタッフも余裕のある接客態度で、あまりゴリ押しセールスをされないという親しみやすさも高評価のサロンです。
サロンの特徴 | 光脱毛サロン最大手。全国展開の店舗数も業界一位。 |
基本的な費用・回数 | 全身脱毛6回 385,800円 (アプリダウンロード価格だと192,9000円) |
脱毛完了までの期間の目安 | 1箇所あたり10~16回(個人差あり) |
2位 リゼクリニック|オーダーメイド全身医療脱毛が可能

リゼクリニックは、医療脱毛ができる美容皮膚科クリニックです。医療脱毛とは脱毛サロンで行う光脱毛と異なり、永久的な脱毛ができる唯一の施術方法です。
レーザーを照射して毛母細胞を破壊することで、毛を生えさせなくする施術です。医療脱毛は医療行為となるため、医療機関でしか行うことができません。
リゼクリニックでは医療脱毛による全身脱毛が可能で、中でも「オーダーメイド全身医療脱毛」が人気のコースです。
自分で好きな回数・範囲を選んでプランを組むことができます。そのため、他のサロンで脱毛したことがある人でも通いやすい設計となっています。
医療脱毛は光脱毛と比べると少し痛みを伴います。しかし、効果が高いため少ない施術回数で早く終わります。
頻繁に通院できない方や、早く脱毛を完了したい方におすすめです。
サロンの特徴 | 永久脱毛が可能な医療脱毛ができる。 |
基本的な費用・回数 | わがまま全身脱毛5回コース 184,000円 |
脱毛完了までの期間の目安 | 1箇所あたり5~6回(個人差あり) |
3位 キレイモ|ストレスのない施術が魅力!
キレイモを運営する株式会社ヴィエリスは、2012年に創立され、2013年に第一号店をオープンした新興サロンです。
どの店舗もまだ新しく、数多くの芸能人やモデルが通っているサロンとして有名です。キレイモは全身脱毛コースのみというシンプルなプラン設定です。
19歳以下の人は初月0円平日の利用で27%割引~など、各種キャンペーンも行っています。お得に全身脱毛デビューができます。
また、脱毛サロンで脱毛する際のストレスとして、施術前に体に塗布される冷却ジェルのヒヤっと感が挙げられます。
特に冬場は、一気に体が冷えてしまうので辛い思いをしている方も多いのではないでしょうか。キレイモでは独自開発による痛みの少ない光脱毛マシンを採用しており、冷却用のジェルを塗りません。
そのため、ジェルのヒヤっと感が苦手な方にもおすすめです。
サロンの特徴 | 冷却ジェルを塗布せず施術ができる、 痛みの少ない独自開発によるマシンを採用 |
基本的な費用・回数 | 月額制全身脱毛プラン 月12,375円 (来店頻度は2カ月に1、最大年6回) |
脱毛完了までの期間の目安 | 1箇所あたり10~16回(個人差あり) |
まとめ|アフターケアはしっかりめに!

いかがでしたでしょうか。ムダ毛の処理は何年にもわたって必要であり、時間もお金もかかるものです。
そのため、少しでも費用を抑えられるようにと、セルフ脱毛・自己処理をしている人も多いと思います。しかし、自己処理には失敗や肌トラブルがつきものです。
ムダ毛のセルフケアをする場合には、当記事で紹介した自己処理の際の注意点を遵守しましょう。そして、保湿などのアフターケアも怠らないようにしてください。
また、今は脱毛サロンでの光脱毛や医療機関での医療脱毛も、以前と比べて多彩なコースから安価に試せるようになってきています。自己処理では面倒に感じてきた方、丁寧なお手入れをプロに任せたい方も多いでしょう。
その際は、ご紹介したオススメ脱毛サロンもぜひ検討してみてください。
